当店のこだわり

◆鉄製品へのこだわり

  • 「当店の鉄製品へのこだわり」
    鉄は人間が生きていくうえで大切な血液をつくる成分です。
    先人たちは鉄分を地下水、塩、鉄瓶、鉄鍋を使うことで補っていました。しかしわれわれ現代人は、大幅に鉄分が不足していると言われています。
    現代人に必要な鉄分は、一日平均成人男性で約7~7.5㎎、成人女性で約6~11㎎(妊婦さんは、初期は+2.5㎎、中期~後期で+15.0㎎)が推奨量とされています。(※厚生省2010年版データより)
    鉄製品を使用した調理では、加熱時間が長く水分が多いほど鉄溶出量が多く、またその大部分は人体に吸収されやすい二価鉄です。
    あん藤では、鉄瓶、鉄鍋、鉄フライパンなど鉄製品を各種取り扱っております。鉄製品を日常生活に適度に取り入れ、貧血の予防に役立てれば幸いです。
    鉄器で沸かした水は、塩素臭が取り除かれ、お茶や珈琲の味がいつもよりまろやかになります。
    鉄製品は扱いが難しいと言う方もいらっしゃいますが、使うたびに水気を切る(空焚きをする)という事をしておけばもしも錆びてしまっても、茶ガラを入れ煮立てれば復活します。テフロン等の鍋釜とお値段もそれほど変わりませんし、大事に使えば一生モノ(10年以上ほぼ毎日鉄のフライパンや炒め鍋をお使いのお客様もいらっしゃいます。)なので、鉄製の方がお値打ちかもしれません。まずはお手頃な「鉄玉子」や「鉄野菜」から始められても良いかと存じます。
    また鉄の重さを改善した軽量タイプの木柄鉄いため鍋(オール熱源対応もあり)など、女性の方への配慮がされた製品もございます。一度お手に取ってみられることをおすすめします。
  • 鉄瓶のお手入れ⇒鉄瓶の中にお湯などを残さず殻の状態にしてください。(水分を残した状態は錆びの原因になります。)鉄瓶の表面も、熱い状態なら湿ったふきんで(冷めていれば乾いたふきんで)水分をきちんとふき取ってください。※錆びついてしまったら、茶さじいっぱい程度の煎茶葉と水を八分目まで入れ煮たててください。(お茶のタンニンが化学反応を起こし錆びを取ります。)
    鉄鍋・鉄フライパンのお手入れ⇒洗った後、最初は軽く空焚きし水分を取ります。その後、油をひき野菜屑などを炒め、鍋に十分油を馴染ませます。鍋の焦げ付きはお湯に浸しておくと取れやすくなります。料理の後はお湯で洗ったら空焚きをし、必ず水分を蒸発させて片付けてください。
    鉄揚げ鍋のお手入れ⇒洗った後、最初は軽く空焚きし水分を取ります。料理の後はお湯で洗ったら空焚きをし、必ず水分を蒸発させて片付けてください。
    鉄玉子などの漬物用鉄製品のお手入れ⇒ご使用いただいていると錆びてきますが、問題ありません。鉄製品色々

◆刃物へのこだわり

  • 当店では、量販店に置いていない、流通量の少ない、古くからの日本の技術を誇れる、などこだわった製品を扱っております。刃物もまたそのひとつで、業務用庖丁の大阪堺の刃物工房や、安来鋼を使用した関の三徳庖丁家庭用刃物の老舗店の製品など、業務用・家庭用、用途に応じた使い勝手の良い良品を揃えております。お客様で手に取って吟味して頂き、ご納得のいくものをお選びください。
  • 口金について。庖丁をお選びになる時は、口金付きのものをおすすめします。口金がついていないと、庖丁を毎日お使いになる中で、柄と刃との隙間に水分などが入りやすく柄が傷みやすくなり、柄がぐらぐらと緩んできますと大変危険です。
    口金がついていない庖丁の方が安価なのですが、口金付きのものの方が耐久性と衛生面で優れています。
  • 「安来鋼®」について。日立金属の安来鋼を使用した刃物を扱っております。非常に切れ味がよく、また見た目の美しさからお好きな方も多くいらっしゃると存じます。安来市は古代より砂鉄が産出され「たたら」という製鉄技術が盛んであったようです。その技術を受け継ぎかつ先端技術により精錬された鋼が安来鋼です。当店では、安来鋼の中でも高品質な青紙スーパーを使用した剪定鋏や庖丁を扱っております。
  • 庖丁の毎日のお手入れには、砥石も便利です。ステンレスは錆びにくい性質ですが、鋼はお手入れが必要です。ご家庭でも、「ホーム砥石」があれば通常のお手入れには便利かと存じます。ホーム砥石を水に10分程度浸けて、表面の色が水で少し変わり始めたら、砥ぎ始めてください。日常のお手入れにお使いください。店頭で販売しております。(業務用・プロ仕様の砥石もございます。)ホーム砥石
  • 刃が欠けてしまった庖丁は大変危険ですので、ご使用にはならないでください。専門の職人さんに研ぎに出すこともおすすめします。  ⇒メニュー「庖丁研ぎ承ります」をご参考ください。

◆棕櫚を使った製品へのこだわり

  • 棕櫚(しゅろ)とは、ヤシ目ヤシ科ヤシ属の総称です。日本では昔から、束子(たわし)や箒(ほうき)や棕櫚縄など様々な生活用品として使われてきました。
  • 棕櫚箒には、棕櫚皮箒と棕櫚皮の中から特に太い繊維を一本づつ選びだして、束ねた「鬼毛箒(おにげほうき)」と呼ばれているものがあります。鬼毛の繊維は一本の棕櫚の木からごく僅かしか取れず、鬼毛箒は流通量も棕櫚皮箒に比べ大変少なく高価なものです。安価なシダ箒に比べ、毛は水に強く耐久性に優れています。耐用年数は、約25年~30年です。職人の高齢化や需要量の減少で年々入手が困難になってきています。あん藤では、和歌山の工芸品「棕櫚箒」を、可能な限り末永く取り扱っていきたいと考えております。
    棕櫚箒は掃除機と比べてエコであるということもあり、近年また見直されてきています。日本では古くから棕櫚箒を嫁入り道具の定番ととらえ、嫁ぐ娘に持たせてあげていたそうです。その耐久性から棕櫚箒は一生で3本あれば良いと言われています。棕櫚箒
    • 棕櫚箒の魅力① 「天然のツヤ出し効果がある」棕櫚の繊維には適度な油分が含まれており、ワックス効果があります。棕櫚箒を使い続けていると、フローリングや板の間に自然なツヤが出てきます。
    • 棕櫚箒の魅力② 「見た目の美しさ」掃除機は出しっぱなしは決して美しくはありませんが、棕櫚箒はこのフォルムの美しさや天然の色味など雰囲気があり、インテリアにもなると言っても良いと思います。
    • 棕櫚箒の魅力③ 「掃除が楽」棕櫚箒の穂先が隙間に届いてくれるので、サッシや狭い隅っこや階段などの段差など掃除のしにくいところを埃を舞いあげずにかき出してくれます。掃除機だとわざわざノズルを変える手間や、重い掃除機を持ち上げないといけない大変さなどがありますが、箒なら軽々ですね。また、掃除機のような音が出ないので、忙しいOLさんや子育て中の奥様が夜中などにでも静かに掃除が出来ます。また、排気が出ないので、小さいお子さんやペットのいるお宅でも安心です。
    • 棕櫚箒の魅力④ 「丈夫で長持ち」耐久性が20~30年程度あり、『棕櫚箒は一生で3本あれば良い』と言われています。とことん使い込んでください。床から天井、最後は外掃きまで、重宝すると思います。
    • 棕櫚箒の魅力⑤ 「エコ」電気代がかかりません。お手入れ次第で耐久性を保てます。※※お手入れについて下記を参照ください。
      • お手入れについて① 天然素材につき、使い始めは「繊維屑(粉)」が出ます。屋外や新聞紙の上で優しく「トントン」と落とすようにしてください。お使いになる一番最初は、畳よりもフローリングなど粉が落ちても大丈夫なところでお試しください。
      • お手入れについて② 「掃き癖」(先端が左右に広がったり、寝ぐせのようなハネ・クセなど)がついてしまったら。まずバケツに水を張り、箒に十分水を含ませてください。軽く水を切り、穂先を整え、あとは直射日光の当たらない風通しの良いところに、吊るして乾燥させてください。※金属部(棕櫚を束ねてある針金部など)は濡らさないようにしてください。錆の原因になります。
      • お手入れについて③ 掃除の後、穂先についた埃や髪の毛は指でするっと取れます。普段の保管についても、直射日光の当たらない風通しの良いところで、穂先を下にして吊るしておいてください。穂先が地面についていたり、穂先を上に向けておくと劣化の原因になります。
    • ※棕櫚は使い勝手が良く、永く重宝できる家庭用品です。棕櫚箒は忙しい若い世代の奥様方に、是非とも使っていただきたい、おすすめしたい商品です!

◆鍋釜へのこだわり

  • 当店では、業務用寸胴鍋・キッチンポット・純シュウ酸鍋・中華鍋・揚げ鍋、等々サイズ各種を扱っております。(※取扱メーカーはアカオアルミ、TKGなど。⇒「主な仕入先」をご参考ください。)
    ご家庭用にはガス・IH対応の鍋フライパン等々各種を取り揃えております。業務用製品の中でも、比較的コンパクトな大きさの扱いやすく良品のものもご家庭用におすすめしております。
    また、店頭にないものもカタログで取り寄せることも可能です。一度ご相談ください。
  • 業者様へは配達(トラックで直接納品、または当店のワンボックスカーでの配達)させていただきますので、お見積り等一度ご相談ください。⇒「メニュー」または「店舗紹介」をご参考ください。
    鍋釜色々
  • (▼をクリックすると各詳細が見られます。)
  • 当店のこだわりとしまして、
    「ホームセンターではもう見かけなくなったもの」「見かけなくなったが使い勝手が良いのでまた欲しいなと思えるもの」「従業員が数人ほどの小さな町工場さんや職人さんが作った製品を、可能な限り多く取り扱っていこうと思っております。